先日仕事で公共建築物のトイレのサインについて考えてた時、昔、ユニバーサルデザインについて学んでいたことを思い出しました。
ユニバーサルデザインとは、年齢や障害の有無に関係なく、多くの人が利用しやすい普遍的な(ユニバーサル)デザインのことです。
例えば、洗面台や流しのレバーは持ち上げるだけで水を出すことができますが、これもユニバーサルデザインの一つです。
従来のひねるタイプのものは握力の弱い高齢者や子供、手指が不自由な方には難しいので、簡単に持ち上げるだけで水の出るレバーが考案されたのだと思います。
(以前は下げて水を出す蛇口もありましたが、家を空けた際に物が落下して水が流れっぱなしになる事例もあり、販売停止になったようです)
ところで、私たちがものを見た時は、
1、色
2、形
3、テクスチャ
の順で認識するそうで、そのため、道路の標識など瞬時に認知を要する場所には、一番認知しやすい”色”を使いわけて、判別できるようなサインが施されています。(環境美観のために落ち着いた色を採用している街もありますが)
ただ、色覚が弱い方もいるので、そういう方でも認知しやすいように色を配慮したデザインもあります。(カラーユニバーサルデザイン)
色弱の方にとって、赤信号に×がついたように見えるデザインはよい事例ですね。
ところで先日、YouTubeで、色弱の方々に補正メガネをプレゼントする動画を発見しました。
この動画をみて、私たちが何気なく普通に見ているカラーの世界は、色弱の方々にとっては特別なことなのだとあたらめて知り、感動しました。
ちなみに、一般的な人間の目に見えてる世界も実はごくわずかで、可視光線である赤〜紫の外側の、赤外線や紫外線、X線、マイクロ波、ラジオ波、宇宙線などは通常は目に見ることはできないです。(視覚以外の感覚でも言えることですね。)
人間よりも幅広い波長を見ることができる鳥や虫は、この世界がどのように見えてるのでしょうか。
色弱の方々がカラーで世界が見えたことに感動するように、想像を絶する世界で満ち溢れてるのだろうなと思うとワクワクします。
中には、パラレルワールドや過去生が見える人もいるようですが、元々感覚が過敏で、可視光外の波長も捉えられるからなのかもしれませんね(もちろん幻覚かもしれませんが)。
ただ可視光線外の世界は気になりますが、パラレルワールドや過去生など特別なものは見えなくてもいいかなと私は思ってます。
心ここにあらずで、今この瞬間を大切に生きられなくなりそうなので。
最初は公共建築のトイレの話題だったのが、ずいぶんぶっとびましたが、、😅
🍀自分にとっては普通のことであっても、誰かにとっては特別なこともあり、気付いてないだけでこの世界は感謝に満ち溢れている。
🍀私たちの見えてる世界は狭く限られたものであって、全てが見えていると思うのは錯覚。
ということで、この記事を締めくくりたいと思います。