ななころびやおき

心のことについて、気づいたことを書いてます。

がんのあれこれ(がん体験者の声)

今の体調は、薬のリムパーザによる倦怠感だったり、足や手のむくみ(前回のパクリタキセルによるもの?)で結構強烈な痛みが出たりしてますが、寝たりマッサージをして上手くやり過ごしてます。

昨年のちょうど今頃は入院していたのですが、当時は体重32キロを下回っていて、どんどん減ってく体重をやっとの思いでキープしていたのですが、この一年で少しずつ増え、今は40キロ以上をキープできるようになりました。

 

がんを自然療法だけでどうにかしようとする方の中には、食事に対して過敏になる方が多いように思いますが、体調の悪化が極限までくるとそうも言っておられず、食べれるものはなんでも食べようとしないと、アルブミンの値が下がったりして、生活できる体力もなくなり、どんどん体が弱くなってしまいます。

 

病気をすると食欲がなくなるのは、消化吸収を休ませて免疫力を上げるためという説もありますが、それは風邪などの短期的な症状の場合には通用する考え方でして、慢性的な癌などの症状の場合は、断食をしてしまうとかえって弱体化し、体力が戻らなくなってしまうことも多いようです。

食事内容と健康は関係ないと言ったら言い過ぎですが、あまり極端な思考に走らず、お腹が空いたら食べたいものをほどほどに食べるのが心にも身体にもいいと感じます。

 

また、健康であるために運動も重視されてますが、これも体調によりけりではないかと思います。私の場合、肺の癌が悪化してる時、立ち座りしただけでも心拍数が120をすぐに超えてしまい、血中酸素濃度も90パーセント以下になっていましたが、そんな状態にも関わらず他人の話を間に受けて、ウォーキングを頑張ってやってる時期がありました。今思えば無謀なことをやっていたなぁと思います。

健康な方はもちろん、術後の癒着を防ぐために適度な運動は大切ですし、それは医師や看護師にも勧められます。ですが、呼吸が安定しない方や骨がもろくなってる方、体力が極度に弱ってる方などは、無理に運動するとそれこそ命取りになってしまう可能性もあると思うので、主治医や看護師、自分の体調とよく相談することが大切であることを学びました。

 

世の中にはがんの予防のための情報に溢れてますが、私自身がんでなかった当時や、がんの症状がまだ小さかった時は、こういった知識を鵜呑みにしていたことを思い出します。

でも、今はこういう情報よりも実際に体験した方の話の方が真実を伝えてるように思います。

 

今回は、前回の記事『がんのあれこれ(一般情報)』からだいぶ期間が空いてしまいましたが、私の参考にしてきた、がん体験者のことを記事でまとめていきたいと思います。

がんのあれこれ【一般情報編】 - ななころびやおき

 

 

🔹寺山心一翁さん

治療できる薬が底をつき、医師に見放された状態だったにもかかわらず、生きる事の素晴らしさを体感し、末期癌が寛解したお話はとても感動しました。

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www.shin-terayama.jp

 

🔹刀根健さん

あらゆる所に転移していた癌が、自我(エゴ)を解放し、大いなる何かに人生を委ねることによって、薬が効き、ほとんどの癌が消失。現在も治療を継続中ですが、心の移り変わりや親との確執について書籍の中で語られていて、とても参考になりました。

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🔹松野哲也さん

医療に頼らず、プロポリスで完治されたようですが、意識の世界とホルモン分泌の関係性をブログや書籍で書かれてます。

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🔹いずみの会の方々

いずみの会とは、がんを克服するための相談窓口として設立されたNPO法人です。

こちらの会で一時期ボランティアをしていたこともあり、いずみの会メンバー内外問わず、がんを克服されてきた方と接することが多かったです。また、統合医療の立場の医師と接することも多くあります。

www.izuminokai.or.jp

 

いずみの会理事の小澤さんのブログには体験談が数多く載っており、参考にしています。

ameblo.jp

 

また、がん体験者かどうかはわかりませんが、、

🔹田坂広志さん

若い頃に余命宣告を言い渡され、お寺での修行などの体験や心の変化に、学ぶものがたくさんありました。

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心が不安になっている時、克服された方々の体験は本当に勇気づけられました。

ただ、今の私は、これらの体験を読んで、自分も同じように勇気を持って頑張ろう!と、生きる希望をこの方々から見出したり、体験者が行ったことを真似してみるのは少し違うのかなと思ってます。(もちろんそれも大切なことですが)

それよりも、この方々が病を通して何を学んだのか考えること、、魂の教訓や人生の使命など、自分なりに解釈することが大切なのではないかと。

 

外の情報や知識は、基礎や土台として揺るぎない心の支えになりますが、いつまでもそれらに頼りすぎることは、固定観念を生み出して枠の外から出られなくなってしまい、自分で考える力を失う可能性があるからです。

例えば、自分で歩けなくなった方のために車椅子や杖などサポートするものがありますが、また二本の脚で歩けるようになるためには、車椅子や杖も段階的に外していく必要が出てきます。

これは、サプリや薬、様々な療法、頼りにできる誰か(他人)、にも言えることではないかと思ってます。

 

これらの体験談も外の情報や知識なので、同じように真似するのではなく、この体験談を参考にして、自分との付き合い方(向き合い方)をどうするか考えることが大切なのだと思います。

身体の声を聞くなどして自分との対話を欠かさないこと、自分の本質(魂)を最期の最期まで信じること、そして、未来のことを心配しすぎずに今のこの一瞬に目を向けること。

こういう意識がこの方々から学んで得た自分なりの今の答えです。

 

病や死は一見、最悪の出来事で誰もが避けたいと思うかもしれません。

ただ、この世には幸せか不幸か、どちらか一方に偏ってるものは一つもないようで、コインの裏と表のように、一見失うことしかない体験の裏にはその分大きな恩恵があるのだと思います。

体験者の方々も大きな病になって、命懸けで得たものは、人生や考え方が180度変わるほどの計り知れない大きなものだったのではないかと思います。

私自身を振り返っても、癌になる前の自分に戻りたいか?と言われると、過去の記事を見て察していただけるかと思いますが、絶対に戻りたくないです。

 

また、残念ながらがんで亡くなっていく方も数多くいらっしゃいます。でも、そういう方を見て不幸だと捉えてしまうのは、もしかしたら見る側がその方の不幸な一面しか捉えられていないだけかもしれません。(これはもちろん、経験された方に安易に言えることではないですが。。

これは肉体が滅びた後や亡くなる直前にしかわからないことだと思いますが、私自身は、魂は永遠に不滅であるような気がしてならないので。

がんに対しての治療とこれまで試したこと

がんが遠隔転移したり再発した場合の治療は、"寛解のためではなく、延命するための治療"と医師から言われます。

その言葉をはじめて医師から聞かされた時、私や家族、特に夫は絶望感に浸ったのですが、再発して5年経った今も生きていますし、その間、病気でなくても亡くなってしまった方もいることを考えると、人生というのは先の見えないものだなとつくづく感じます。

 

最初の癌が発覚して今月で丸8年、癌の再発を宣告されて丸5年が経ちます。癌が発覚した当初や再発した時は、あまり薬に対して良いイメージを持ってなくて、どうにか拒否したいし、自分で治したいと思ってました。

そして、その想いは家族には許してもらえず、望まぬ治療という形で仕方なく受けることになり今に至ります。(現在の気持ちは違いますが)

ただ、その後も暫くは薬に対してのイメージは変わらず、病院の治療と並行して何かしらの民間療法的なものに取り組んできました。

今は薬に対して信用してますが、それでもなお、心を見つめたりすることは辞めてません。

 

今回は、再発してからのこれまでの治療と試したことを自分のためにも整理して書いてみることにしました😃

 

まず、これまで使用した薬とその副作用ですが、

🔹タモキシフェン(飲み薬)+リュープリン(注射)

2019.7月〜2020.11月)

生理が止まり、そのことによる更年期障害のような発汗がよくありましたが、その他特に辛い症状はありませんでした。

🔹アナストロゾール(飲み薬)+リュープリン(注射)

2020.12月〜2022.1月)

タモキシフェンの時の副作用の発汗に合わせて、朝起きた時に手のこわばりがありました。それよりも、癌による呼吸困難の症状の方が苦しかった記憶があります。

🔹ベージニオ(飲み薬)+フェソロデックス(注射)

2022.2月〜2023.3月)

かなり強烈な副作用でした。ベージニオによる下痢はロペラミドという下痢止めの薬である程度コントロールできるのですが、消化に悪いものを食べた時は下痢止めも効かず。。ササミのフライを食べた時は腹痛&吐き気&下痢で3日ご飯が食べられませんでした。また、フェソロデックスはお尻の筋肉に注射するのですが、結構痛くて、月に一度注射される時はいつも、「ゔ、、」と思わず声が出て出てました。

🔹パクリタキセル(点滴)+アバスチン(点滴)+テセントリク(点滴)

2023.4月〜2024.5月)

本来はパクリタキセルとアバスチンの2種類を使用するのですが、治験に参加したため、テセントリクという乳がんのトリプルネガティブに使用する薬も一緒に使用しました(2023.6月まで)が、この3種の副作用が結構凄まじく、本来あまり起きにくい肺炎を起こし、何度も病院に運ばれ、入院もしました。

テセントリクを中止し、10月からパクリタキセル60%まで落として使用し、普通の生活が送れるようになりました。

始めた当初から便秘がちになるため、酸化マグネシウム+パンテチンを毎日飲んでましたし、今もこの時の副作用が続いてるため飲んでます。また、激痛と呼吸困難緩和のため、オプソという麻薬由来の薬を入院中に飲んでました。

あと、髪の毛やらまつ毛やら、身体中の毛という毛がなくなっていきます(笑。(薬を緩めた10月ごろから少しずつ生え出しましたが)

どうやらパクリタキセル+アバスチンは、継続すると身体に薬害が溜まってくるようで、少しずつ血管が弱くなって点滴針をさせる場所が限られてきましたし、辞めた後になって突然、副作用である手足の痺れや痛みが始まりました。

話を伺うと、辞めた後に稀に副作用が強くなる人がいるようで、1ヶ月以上経ってもなかなか治らない人もいるようです。

 

🔹リムパーザ(飲み薬)

2023.5月末〜現在)

遺伝性乳がんの場合に使用できる薬で、私も適用だったために現在飲んでいます。副作用は、パクリタキセル+アバスチンの副作用も継続してるため、はっきりとわからないのですが、倦怠感がとにかく凄いです。120時間近く寝てる時もあり、元々あまり寝れない人なので、睡眠負債解消のためか?!とも感じてます。先日は病院の待合室でいつの間にか寝てました😅

 

ちなみに、骨転移もあるため、以下の骨の強化薬も合わせて投与してます。

🔹ランマーク(注射)+デノタス(飲み薬)

2023.1月頃〜現在)

注射がちょっと痛いだけで、特に副作用は出てません。顎骨壊死の副作用があるそうなので、歯医者に月一で通うようになりました。

あと関係ないですが、デノタスが、こんな薬もあるのか!ってほどに美味しいです(笑)

 

 

次に、これまでに縁あって試した民間療法も書いていきます。

🔹プラズマ療法

2019.6月〜2020.9月あたり)

プラズマ装置を開発してる方と知り合い、試してみないか?ということでお金もかからないしやってみました。某大学の実験で、子宮がんに効果があったという話もあり、当初は信頼をしてましたし、プラズマ装置を発動してる間は確かに呼吸が楽になっていました。

ただ、効果は数時間程度で、呼吸の苦しさが元に戻ってましたし、コロナ禍も重なり途中からお会いできなくなってしまいました。

一般的にプラズマ療法をされてるお店もあるようですが、その開発者曰く効果は薄いようですし、その割に金額も高いです。

癌に対する効果はわかりませんが、症状の緩和にはよいかもしれません。

🔹VAT整体

2020.12月〜2022.1月)

この整体の原理として似たものに、オステオパシーや手かざし療法、気功などがあり、確かに施術を受けて身体が楽になっていた時期もありました。

整体の先生のお話の内容も理にかなってると感じましたし、軽い癌が寛解した体験者もいるため、効果は実際にあるのかもしれません。でも、私にとってはどうも違ったようで、途中からは少し改善しても時間が経つとさらに重い症状が、、と、症状が重くなる一方でした。ただ、料金は要らないと支えてくださった先生には感謝してます。

🔹CBD &CBGカンナビノイド

2022.9月〜2023.5月)

大麻から抽出した成分で、医療保険制度のないアメリカでは民間の治療として服用してる人もいるようです。カンナビノイド専門に相談に乗ってくださった医師や薬剤師もいて、癌以外の小児てんかんなどには効果を実感してる方は多かったのですが、私には全然効いてないようでした。

🔹プロポリス

2023.11月〜現在)

効果のあった方も多く、お薦めしてくださった松野博士自身がご自身の癌を寛解させてますし、そのメカニズムも理解できたのですが、私にはどうやら効いてないようです。でも、風邪やインフルエンザにはかなり効果があるようで、喉が痛い時も一発で治ります。薬物療法中は免疫も落ちるため、感染症にもなりやすいと思いますので、主治医と相談して服用されてもいいのではないかと思います。(治験中は禁止されると思いますが)

 

このほかにも、再発する前から肉食をやめてみたり、発酵食をとったり、飲み物を全て水に変えたり、のんびりする時間を作ったり、、と色々しましたが、なんとなく自分の心根が変わらないとあまり変わらないんじゃないかと、何かを試せば試すほどその気持ちが強くなってきました。

やはり私の場合の病の根本的な原因は、他のがん体験者の話からもなのかなと感じています。

 

ということで、以下は心の面での学びです。

🔹谷メソッド

2019.6月〜2021.12月)

書籍の内容もとてもわかりやすいし、教えてくれる方も身近にいたので、学んでいる時は楽しかったですし、自分に自信が持てるようになりました。が、どんどん傲慢で強気で、本来とは違う自分になっていく気がしました。

また、学んでも病気の症状は改善されず、、それでも代わりになるものが見つからず。。ディマティーニメソッドと逢うまで学び続けてました。

でも、ポジティブもネガティブもコインの表と裏のように元は同じものであるという原理や、ホーキンズ博士の意識レベルの話、が病や人間関係の問題を解決させるというキーワードを最初に知ったのは、このメソッドのお陰だと思ってます。

🔹天風会

2021.6月〜2021.12月)

とても優しい方々に囲まれ、癌を寛解された方もいて勇気をいただけたのですが、ある時、鬱の方がポジティブ思考に耐えられなくて辞めていかれ、また、梯谷メソッドとの違いからも、違和感を感じて辞めることにしました。

ただ、精神世界の学びはとても充実していて、宗教時代の疑問は払拭されたし、今の瞑想における基盤ができたのは天風会のお陰だと思ってます。

🔹ディマティーニメソッド

2022.1月〜2023.1月)

谷メソッドをさらに発展させた感じでした。とても理にかなってると思ったし、これまでの人間関係は自分の内面が原因していたのか!と目から鱗で、この世の真理に対しても、メソッドの内容も納得がいったのですが、これまた学んでも病気の症状は改善されず、、、よくよく考えると、軽い病の人は治ってるけど、重い人は改善されてもその後の経過がわからないのが多数。ただ、これ以上の真理に近いものは出てくるのだろうか?と、私の人生もここまでかと思ってました。金額は梯谷メソッドと同様、高額ではあるのですが、2極(メリット&デメリット)を統合することでゼロ意識になるという点は大きな学びになったかなと思います。

(余談ですが、ディマティーニメソッドの後、暫くは田坂広志さんの体験談に励まされたり、その他の癌から寛解した方々のお話に励まされてましたし、フロイトなどの心理学者やスピノザなどの哲学者の話に興味を持ったりしました。)

🔹2極の瞑想

2023.4月〜現在)

オープンチャットで何気なく、悟りで検索したときに引っかかったのがこの瞑想との出逢いのきっかけでした。

前にやったディマティーニメソッドと似てるやーん!と最初は思ってたのですが、実はもっと精細で、スタートして1週間で根に持ってた過去の出来事への気持ちがどんどん消えていくのを実感しました。

ディマティーニメソッドはじめ、これまでのメソッドは、頭や理屈では解決させてるよう見せかけて、実は負の感情を心の奥にこれでもか!と押し込んでいただけなのか、、と思い知りました。

でも、癌の症状は、始める前よりよくなってますが、それは薬の効果によるものかもしれないし、医療面での結果に反映されたのか?といえばよくわからず。。

でも、心の問題の殆どは驚くほどに解決してしまっています。見方によっては始める前とは別人になったように感じます。

なので、瞑想会のメンバーとのやり取りは減りましたが、今現在も地道に続けてます。

 

今は、ヴィパッサナー瞑想を齧ってみたり、糠漬けを作ってみたり(笑。それから、ここには書きませんでしたが、これまで学んだ西式健康法や整体で習った、背骨を動かす運動をやってみたりと(自律神経が整うので)色々試しています。。。何気に楽しく充実した毎日を送っているのかもしれませんね。😅

 

というわけで、今回は自分の振り返りも兼ねて、再発してからの治療内容と試したことを記事にしてみました。

 

ちなみに普段、記事のネタは色々あるのですが、書き始めると、色々調べたり、思い出したり、言葉にするのが面倒になってきて、あー、もう記事を書くのをやめちゃえ!と、書いては破棄してたりして、ブログの更新がどんどん遅れてしまうのですが、、自分の振り返りのためにも簡単でもいいから残しておいた方がいいなと感じました。

 

しかし、今回はこれだけ多くのキーワードを書いてしまっているので、すぐに身元がバレそうですね(苦笑💦

感情の解消法(瞑想の補足)

先日、私の知り合いが、ぜひ私の実践してる瞑想を体験してみたいということで、私の地元で月に一回ほどのペースで開催されてる瞑想会にオンラインにて参加されました。

 

その方と出逢ったのは1年ちょっと前。

その方は重い鬱を患ってるようですが、鬱の症状が出てくると、何かの糸が切れたようにたちまち全てがどうでも良くなり、何もかもできなくなってしまうようで、寝込んでしまったり恐怖でガタガタ震えたりして心身のコントロールができなくなるようです。

減薬を試みたりしたものの何度も上手くいかず、私が見る感じ一年前よりも症状の頻度が増えてるように感じました。

 

瞑想会も気が落ち気味の時に参加され、表情を見る限り、大丈夫かな?と思ったのですが、瞑想実践して2時間程度で強い恐怖が解消され、その後元気に仕事をされたようです😃

 

注意※

大きな病や心の病の場合、私が思うに、病に対する心持ちだけでなく、背景の人生全体に関わること(家族問題や人間関係他、過去の辛い出来事)も大いに繋がってるので、そこだけ解消しても今後もどんどん出てくると思うので、全てが解消されるまで、のんびりでも続けていく事をお勧めしてます。また、瞑想に慣れてない間は間違った方向に行ってしまいがちなので、先導してくれる方に見てもらうのがよいと思います。

 

 

その方の瞑想をするにあたって、感情の解消の仕方がとてもいいなと思ったので今回記事にすることにしました。

※瞑想のやり方の基本は過去記事に書いてます

hachikana.hatenablog.com

 

 

2極の瞑想では、

マイナスの感情感じ尽くす

プラスの感情手放す

が基本なのですが、

マイナスの感情を感じ尽くすって、出来事や感情が大きかったりすると、結構しんどいように思います。

今回その方がやっていた方法がいいなと思ったのですが、そのやり方が感情を認めてあげることです。

そう感じた自分、そういった感情を抱えていた自分を優しく認めてあげることです。

例えば、深刻な病を宣告されたとき、恐怖、不安、焦り、悲しみなど、強がらずに素直になってみれば、多くの感情が出てくるはずです。(稀に、よっしゃー!タヒねる!!と思う人もいますが。。😅

 

その時に、自分に「怖かったね」と子供を撫でるように感情を感じながら心で言ってあげる方法をすると、

怖がることは決して悪いことではない

と素直に自分に向き合えるわけです。

 

そのように怖さを感じていくと、だんだん薄れて消えていき、「あれ?何が怖いんだっけ?」と感じる瞬間がくると思います。そうなれば、恐怖を超越したことになります。

一つの感情を解消できたら、他の感情も同様に感じていきます。

 

それから、プラスの感情はマイナスの感情とは逆で、なかなか手放したくないもの。

例えば、お金持ちになった姿、何でも手に入る生活、人に評価されてる自分、苦労の全くない人生、、という理想を手放したくない人が多いのではないかと思います。

 

嬉しい、楽しい、幸せ、感動、、生きがいやモチベーションになるような感情を手放すのはしんどいですが、

プラスの感情は執着になり、持ち続けてると、対比となるマイナス感情も永遠にくっついてくるわけです💦

 

なので、抵抗がある場合はひとまず、その理想的なイメージ像だけ頭に残して、感情だけを手放していきます。

その理想的なイメージ像は、もう必要ないなと思えるようになったらいつか手放せば良いと思います。

 

感情と向き合うのは、自分の内面のエゴと向き合うため、人によってはそれらに対して悪いもの””汚いものと持っていてはいけないもののように感じる方もいると思います。

私もそうで、今まで生きてる中で得てきた様々な価値観から、自分には「そんな感情なんて持ってない!」「持ってるなんていけないことだ!」と拒絶したり避けたりしていました。怒りや恨み、妬み、憎しみなどは、特に宗教の分野ではいけない事!とされてますしね。(確かに外に感情をあからさまに出すとトラブルの元になりますが💦)

 

でも、まずは自分を認めて、そういう感情を持ってる自分を赦してあげるって大切だなと思います。

世の中のほとんどの人は、自分が生きるのに精一杯なので、他人の心の内なんて理解できないし、興味もないし、まともに話を聞かずに批判されることも多いです。

自分の中に赦せないものがあると、同じものを持ってる他人も赦せなくなり、そうなると、どんどん相手との溝が深まるばかりです。

実はどんな瞑想をするよりも、どんな聖人の教えを学ぶよりも、まず先に、自分の感情を認めて赦すことが大切なのではないかと思ってます。

自分を認めて赦すと、自然に他人のことも認めて赦してあげられるようになっていくようです。

 

そうやって無償の愛の輪が広がっていく世界になるのではないかと思います🍀

赦しと真の感謝

2極の瞑想を始めて、12ヶ月が経とうとしてます。

でも、瞑想は1週間前からのんびりモードにすることにしました。

なぜかというと、癌のマーカーも上がり、CTの結果が良くなかったのもあり、薬を変更することにしたのもあります。

 

これまでは、がむしゃらに頑張り、エゴを早くクリアにしようと休日はほぼ一日中、瞑想を行ってる時もありました。

 

ただ、CTで肝臓の少し大きくなった癌を見て、なぜこれだけ心の中が片付いてるのに、身体に反映されないのか?!

身体の声に耳を傾ける必要があるのではないかと直感的に感じました。

 

がんになりやすい性格は3Gとよく言われてます。『我慢、頑固、頑張る』です。

私の場合、どれにも当てはまってますし、以前の私は今を遥かに上回るほどの3Gでした。

 

本当の意味で自分を愛せている人は、この3Gは当てはまらないのですよね。

私の身の回りの健康で長生きの方を見てもそうです。世間的な良し悪しの見方はさておき、自分軸で生きてる感じの方は我慢もせず、言いたいことは伝えますし、自分の好きな事をして楽しんでます。

意地も張らずに無理なことは自分の意思で断ったり、辞める人が多いです。

結果、必然的にストレスの溜まりにくい生活を送れるんだろうと感じます。

 

私が思うに大体の病は、今までの記事にも書きましたが、ストレスが大半だと思ってます。詳しくいうと、自分のキャパ以上のストレッサーに対して発生したもの(感情や疲れなど)の量が心や身体に蓄積されていくと、ある日ガタがくるのだと思います。

 

私の場合、なぜここまでストレスを重ねてしまったのかというと、

以前までは、自分にとって許せない人と関わりすぎたため、と思っていました。

 

ですが、瞑想を続けていくうちに、相手を許せないと判断するのは自分の作り上げてきた価値観や観念を持っているからであって、突き詰めると、そんな事をする自分を周りに許してもらえなかったし、自分自身も許せなかったことが、価値観を作り出す結果になったのだと気づきました。

 

例えば、なんでも他人のせいにする”人がいたとしたら、、嫌なわけです。

でも、嫌だという感情が出る理由は、人のせいにしてはいけないという世間の見方や周りの誰かに注意されて間に受けたからか、

自分が過去にされて嫌な思いをしたため、他人にはしてはいけないと思ったからなのか、、、

そういった過去の記憶が、『他人のせいにするのはいけない事』だという価値観を作り、それをする人が許せなくなるのだと思います。

 

私の場合、親が厳しかったり、宗教の教えを間に受けたりした結果、膨大な数の価値観や固定観念などのマイルールができてしまい、そのルールを堂々と破ってしまう人が許せなかったんですよね。

 

いい歳して親に甘えて働かない人、愚痴ばかり言って自分は何も行動しない人、自分の要求ばかり通さないと気が済まない人、自分が優位でないと気が済まない人、怒りを抑えられずに暴力を振るうことを肯定してる人、平気で嘘をついて相手を貶める人、相手の話を聞こうとしなかったり理解しようとしない人、など

 

数年前までは、そういう人達に身も心も振り回されて、死にたいと思ってる時もありました。

 

振り回される事がなくなり落ち着いた後も、昔のことをふとした瞬間に振り返ってしまい、病気になったことも、その分の人生を損してしまったことも、全て人のせいにしてしまっていました。

 

ですが、そういう人たちに出逢ったお陰で、いつの間にか自分が固定観念やルールに縛られて身動きが取れない状態になっていた自分に気づかされ、それらの足枷を解消するきっかけを作ってくれました。

そして、瞑想をすると、相手の気持ちも理解し腑に落ちるため、感情が反応しなくなります。

さらに、自分の内側が変わると、外側の相手も変化していくように感じました。

本当の意味で何にも縛られてない自分を愛するきっかけを、そういう人たちが作ってくれたのだと感じます。

 

間違えて理解して欲しくないのが、誰とでも我慢して付き合わないといけないという意味ではありません。

自分の苦手とする人が集まってくるのは、

別の言い方をすると、自分の中の神(真我)が自分の心の内の縛りに気づかせるため、そしてそれは魂の成長をさせるために自分で呼び寄せていたのだということです。

(この辺りは瞑想をしないと腑に落とせない部分なので、頭で理解すると苦しむ結果になるため、安易に言葉だけで理解するのはおすすめしません。)

 

話は戻りますが、、まだまだ外の出来事で解消できてないものはありますが、

まずは自分を愛すること。頑固になって頑張らない、我慢しない、を心がけてのびのびとした自分に還っていけるように日々を過ごしていきたいと思います😃

酸素血中濃度が上がる方法

今週のお題「大発見」

 

大発見という程ではないかもしれませんが、酸素血中濃度が2〜3%すぐに上がる方法を発見しました。

というのも、私は両肺の気道に癌があるため、歩行時の酸素血中濃度はさほど下がらなくなってきましたが、階段などの段差が続くと80%台まで一気に落ちてしまいます。

 

一気に上がる方法とは、

身体の全身の筋肉をゆるめる

です。

スワイショウのように身体を回転させたり、全身をブラブラさせたり。

休憩してる時など、椅子に座って、身体に溜まったもの(感情など)が放出されるイメージでだらーんとするのも、感情を溜めこみやすい私にとってはとても効果的な感じがします。

 

瞑想を始めてからここ一年程、心もゆるんできて、腹式呼吸も自然とできるようになってきました。

一年前は酸素吸入を行っていましたが、

安静時の酸素血中濃度→98%、心拍数→100前後

心拍数が高いため、食べても食べても体重は増えず(最終的に32キロ)、食べれなくても頑張って食べていた感じです。

 

今は、

安静時の酸素血中濃度→96〜98%、心拍数→70前後

酸素吸入もあまり必要がなくなってきていて、心拍数が下がり、腹八分でも体重は下がらなくなりました。(39〜40キロ)

 

数値に反映されてることで、身体(と心)がゆるむって大事なんだなぁと改めて感じさせられました😃

 

 

 

真我を体感したとき

最近、夫は仕事が多忙な事からAmazonオーディブルにハマっていて、中村天風の本を聴いてるようです。

私は中村天風の天風会には2年ほど前にお世話になり、約半年でやめてしまいましたが、当時は結構本気で取り組んでました。

 

天風会では、安定打坐や真我の事に触れています。安定打坐(あんじょうだざ)とは瞑想の一種ですが、座禅を組んで目を瞑り、定期的に鳴るブザーやおりんの音に気持ちを集中させて、無心を体得する方法です。

安定打坐を行なってる間は無心になったものの、終わったらたちまち過去のトラウマやらマイナス感情に振り回されて、無意味に終わっていました。

そして、真我を見ることも感じる事もなく、真我って何?のまま天風会を後にしてしまったことを思い出します💦

 

真我とは、アートマンとも言われ、本当の自分であり、内在する神という表現をされる方もいます。(その逆は自我と言い、エゴをまとった自分のことです。)

生きてる人の多くは、悩んだり苦しんだり、怒ったり、喜んだり、、出来事によって感情が揺さぶられる自我の部分を自分だと認識してますが、自我は着ぐるみのようなもので、その中の本体が真我であり、本当の自分なのですが、大体の人は気づいてません。

 

 

でも、世の中の瞑想をされる人は、瞑想の種類によらず、真我を見出される方が結構いらっしゃるようで、それは光り輝くものを見たり、神のような存在であったり、漫画『鋼の錬金術師』の真理の扉のようなものであったり。笑

人それぞれに感じ方は違うようです。

 

今回は私の体験を書いていきたいと思います。

 

瞑想を続けていくと、何度も壁にぶち当たるようで、私の場合、その壁の一つが自分の存在意義でした。

私の今行ってる瞑想は、出来事の両極(良い事⇔悪い事)をどんどん解消し、何が起きても冷静に対応できるような不動の精神を身につけ、最終的には完全な悟りに到達することを目的としてます。

 

でも、両極をいくら解消してもまた同じような状況を思い出して感情を動かされるようなスランプに陥り、同じところをグルグル回ってるような状態になりました。

そして、昨年の12月は自分の心の奥をどんなに見ても、黒く暗く冷たいものしかなく、"私は誰からも虐げられる存在で、存在する価値がないんだ

という感覚に陥ってしまいました。

それは、過去の人間関係のトラブルや病気など色々重なり、誰からも(自分でさえも)不必要な存在である。という思い込みが根底にある感じのようでした。

 

それを同じ瞑想を行なってる先輩方に相談し、色々誘導していただくと、たった数分で自分の中にはっきりと白い部分が見え、白い存在が現れました。(自分の数歩先を行ってる方の誘導って大切だなと実感しました。)

 

これが一体何なのか当時はよくわからなかったのですが、どうやらこれは一時的な悟りの段階でよく現れる現象のようです。

その時感じた白い存在について、言葉に表わすのが難しいのですが、『完全な無』であり『透明』でもあり『ものと人との中間的存在』でもあり無数の目がたくさんある感じもあり、、

そこにいると今まで疑問に思っていた事への回答がサッと降りてくる感じになります。

またそれと共にいると、今までに味わったことのないようなリラックスできる感覚があり、起きていても眠っているようなゆったりした感覚を味わうことができました。

 

 

その後、その白い存在が真我であることに気づきました。

今も本当の自分として目覚めるためにあるべき姿の一歩先を照らしてくれ、導いてくれています。

またある時は、真我の底辺で他の生命と繋がりを感じたり、色んなことをインスピレーションとして教えてくれています。

 

 

私は宗教の知識が乏しいため、『真我』という用語自体の詳しい解釈はよくわかりません。

でも、真我を感じるのは、意外と時間もかからず、それなりにやれば誰にでもできるんだなという印象でした。

 

ただ、真我を体感しても完全な悟りに入ったわけではないようで、あくまで一時的感覚に過ぎません。私にとってのその白い存在(真我)も、エゴ(自我)で感情が動かされた瞬間、見えなくなりそうな時が多々ありました。

 

つまりは、エゴを解消してなくても、真我を感じる事は可能なようです。

多くの瞑想家は、一時的に感じてもまた見えなくなったりするようですし、魔境と言われる状態に入ってしまうのも、エゴを解消できてないからなのだと思います。

(魔鏡とは、エゴが邪魔をして金銭欲や承認欲に走り、道に迷い込んでしまうことです)

 

この事からも、真我がわかったり覚醒することと完全に悟った状態は別物ということを理解しておいた方がよいのかなと思います。

完全な悟りとは、エゴを全て解消した先にあるようですので。

40歳の誕生日🎂

私事ですが、今日は誕生日で、40歳を迎えることができました!

 

実は癌が再発してから(特にこの12年は)40歳まで生きていられる自信が全くありませんでした。

 

1年前は、当時の薬(ベージニオ)によって間質性肺炎を起こしてることが発覚し、中断したことでどんどん腫瘍マーカーが悪化。息もどんどん苦しくなってました。

 

さらに2年前は、発作によって頻繁に痰が詰まり今以上に呼吸困難を起こしていましたし、また骨転移のせいか肩の激痛が走り、咳をする度に苦しんでいました。

毎晩、このまま眠ったら次の日起きれずにそのまま死んでいるかもしれないと感じ、死を意識する毎日でした。

 

その頃の体調を考えると、40歳になれたことが奇跡のような感じがします。今日は全ての出逢った方や出来事に対して、私にとって必要だったのだと、心からの感謝の念が出てきました。

 

このように、癌になってからについて考えることが多くなりました。

 

大きな病になるということは不遇にも見えますが、別の観点からは、死について考える機会を事前に与えられ、死を覚悟できるチャンスを頂けたという見方もできます。

 

身体や心が病んでいなくて、何不自由なく生活していても、突然の天災や事故で、死に対する覚悟もできず亡くなる方もいます。

 

もちろん、それは今後の私や自分の身の周りの人にも言えることです。いつ何時、どうやって亡くなるかはわかりません。

 

宇宙や地球の歴史からしたら、人生で与えられた時間はごくわずかです。

仮に癌ですぐに死なずに寿命を全うできたとしても、なんとなーく毎日を過ごしてると一瞬にして終わりが来てしまうと思います。

 

その生きてる時間を、

気に入らない人ばかりを見て、不満を言って解消して過ごすか?

自分に関係のないニュースの話題に目を向けて過ごすか?

誰かといて一時的な寂しさを紛らわすために時間を過ごすか?

 

それとも

自分の趣味や仕事に情熱を注ぐか?

自分の心と対話して生き方を考えるか?

 

生き方は人それぞれなので、良し悪しもないと思いますが、私自身は、外の世界ばかりに目を向けて自分を見失わないように、自己内観をこれからも続けていきたいと思います😃

 

【おまけ】

昨日は夫が休みだったので、1日早くお祝いをしていただきました😃

夫の手料理です。