ななころびやおき

何度ころんでも自然と立ち直ってる。生きるってきっとそんなもんだ。

北風と太陽

北風と太陽のお話はご存知でしょうか。

旅人の服をどちらが先に脱がせられるか、北風と太陽で競争しよう!

という話です。

 

結論から言うと、

一生懸命旅人の服を吹き飛ばそうとする北風は、暖かさで旅人自ら服を脱がせてしまう太陽に負けてしまいます。

 

 

話が変わりますが、

私は先週、またもや癌の骨転移による、

左股関節の痛みで歩けなくなっていました。

痛みでなかなか寝れないし、

痛みを少しでも緩和しようと

薬を飲んでも色々体勢を変えても

本当に辛い。

左手股関節の心理背景を見直すと、

相手を信頼してない。

という言葉に引っかかりましたが、

なかなか身近な人に感情も出せませんでした。

 

夫もちょうど転職したばかりで仕事が大変なのに、あまり負担をかけたくないし、

(でも痛いとどうしても言葉が漏れてしまってるけど)

遠方にいる家族や友達にも心配かけたくないし、迷惑がられるだろうな。。

 

という気持ちがありました。

 

少し前に、

とあるセラピストのTさんとzoomで交流したのですが、

(その方も以前は重症筋無力症という難病で苦しんだ経験があり、今は克服されています。)

 

その方に思い切って、

 

癌の骨転移で今とても痛みがつらいのですが、○○さん(セラピストさん)はどうやって乗り越えられましたか?

 

LINEで相談しました。

 

すると次の日に、Tさんは

後遺症でなかなか歩くのも大変だというのに、何段もある階段を登り、そこまで深い仲でもない私のために痛みが落ち着くように神社までお参りに行って祈って下さったのです。

 

そのセラピストさんの神社に参拝する際に送ってくれた動画のメッセージで、

 

癌になる方は、すごく頑張ってこられた方が多いの。○○さん(私)もそうなんじゃないかな?

身体が痛いというのは、自分やもしくは周りの人に棘を向けていてその心の棘が症状にあらわれたりすることもあるんですよ。

 

 

その言葉にピンときました。

 

確かに私は、言葉には出さないものの、友人や知り合う人、又は家族に凄くトゲトゲした感情がありました。

振り返ると、それがスタートしたのはいつからなのか、、

幼稚園あたりかもしれません。

 

母がとても躾に厳しい人で

怒られてばかりだったし、

同級生に無抵抗に馬鹿にされたこともあり、

言われてすぐ泣いたりして弱い人間だと言われ凄く恥をかいた時もありました。

社会人になってからも

恵まれすぎてて何もできないし、何も知らない人間だとか

大変なのは自分だけじゃないんだぞ!

とか

また転勤先でも

環境に馴染めずに何かできないことを馬鹿にされたり、

義理の家族には話すら聞いてもらえなかったり。

 

心の弱い私は、それをすべて攻撃だと捉えて、その度に認めてもらうために

資格をとったり、役職を引き受けたり、仕事を多く抱え込んだり。

心理学を学んで他人の行動の原理を学んだり、

自分を周りから守るための鎧をたくさん身につけて、逆に他人を心の中で攻撃する存在になり、

誰も理解してくれないと、気づいた頃には孤立し、誰にも会いたくない状態に。

 

私はいつから、他人のために

無償で行動したい気持ちが失われたのだろう?

 

セラピストTさんの他人を思う行動に、

私も子供の頃は、こういう一面もあったはずなのにな、、、と、

 

気づいたら涙が大量に溢れてました。

 

自分の弱さにようやく向き合えたような気がします。セラピストTさんの、太陽のように暖かい心が私の鎧を解いて下さったような気がします。

 

周りからの攻撃を受けるたびに、どんどん攻撃的になり心がトゲだらけで凶暴化してきた私。

まるで癌細胞のようだと思います。

 

元は癌も自分の細胞の一部。

癌は自分が作り出したものなんだと改めて思いました。

 

今は、不思議と股関節の痛みが少し引き、歩けるようになりましたが、

また心がトゲトゲしだすと、再発するんだろうなぁと感じてます。

 

自分の中の、今まで大嫌いだった性格は、弱さの他にもあります。

また次回の記事で書いていけたらなと思います😃

 

【おまけ】水耕栽培のチューリップ三兄弟です🌷順調に育ってるようです。