ななころびやおき

心のことについて、気づいたことを書いてます。

軽い心の病の体験

瞑想を始めて14ヶ月が過ぎました。

普段から無意識に瞑想をしてるのですが、先日のお盆期間は、身の回りの亡くなった方のことや、4月に靖国神社に参拝したのですが、その際の資料館で観覧した戦時中の遺品の数々をふと思い出し、その方々の感情をイメージしながら瞑想していました。

亡くなった方を思い出した時に感じる悲しみや、戦時中の遺品の手紙や資料を見た時に感じた苦しみや無情さが溶け去っていくような感覚を、瞑想が終わるたびに感じました。

 

 

ところで、以前も似たような記事を書きましたが、

hachikana.hatenablog.com

今回は最近私自身の心の体験を、小さなものですが書きたいと思います。

 

私は現在、体調が不安定であることもあり、以前勤めていた会社から仕事を頂きながら在宅で働いてるのですが、

ただここ最近は仕事の内容が結構辛く、ついさっき作ってメールで提出したばかりの資料を1時間もしないうちに変更、修正依頼がくるというのが何度もあったり、先日も期限が迫ってるため残業して作ったばかりなのに、担当者のイメージがまとまってないからかほとんどやり直しになって返ってきたり、、ということが続き、だんだんイライラが募ってました。

(今までやった業務が白紙になるようなこともある仕事なので、それがないだけマシなのですが)

私の場合、癌で外出できないような体調だから別の会社に雇ってもらうことはまず不可能で、治療費も稼がないといけないこともあり、仕事内容に贅沢や文句は言えない、、と、何も言わずに我慢して仕事をしてたら扁桃腺が腫れてしまいました。

(これまでも、何も言わずに我慢して疲れが溜まったら扁桃腺が腫れてしまうことがたまにありました😅

 

そして先日も、仕事が一旦形になって業務を終えた後、ほっとして疲れを癒そうと横になった時、あまり体調も良くなかったせいか、突然、"人生の全て、何もかもが嫌で辛い"という感情が大きく膨れ上がって爆発し、おさまりがつかなくなり、涙がとまらなくなっていました。

鬱に似たような症状だったように思います。

 

でも私の場合、瞑想をやるようになって、感情やエゴの対処の仕方がわかっているので、

泣くだけ泣いて、溢れ出る感情はそのまま垂れ流し、"本当は嫌だよね、辛かったよね、"と、自分を受け止めました。

すると、1時間ほどすると、すっかり感情は無くなって真っさらになり、また仕事できるような状態に戻りました。(扁桃腺もこころなしか落ち付いてました)

 

振り返ると今年の2月、その時はパニック発作が一時的に出たことがあったのですが、朝起きた時の無意識と意識の境目の時に、これまで何度も起きた呼吸困難の苦しみや恐怖がフラッシュバックしたのがきっかけでした。

また起きたらどうしよう。。と、底知れぬ不安と恐怖で一杯になり、心臓もバクバク動いて動悸が止まらず、このまま死ぬんじゃないかと焦る気持ちが何度かやってきました。

でも、感じていた不安や、呼吸困難の時の焦りや恐怖から避けようとせず、しっかり見つめて全てを感じ尽くそうとしてると、発作は2時間程で消え去っていき、それ以降は何も起こってません。

 

以前の私はがむしゃら人間だったので、こんな精神状態になっても、頑張らないと!とか、なんて甘いんだ!と感情を押し殺して耐えようとする癖がありました。ただでさえ、癌に罹患した人は一緒に心の病も発症しやすいと言われてますし、そんなことをやってると、どんどん感情が膨れ上がり、今以上にどうしようもない状態になってた可能性もあるように思います。

 

また、我慢しようとする性格だったため、当時は、仕事に突然来なくなる人の気持ちも全然わからなかったし、怒りを爆発させてしまって周りに当たり散らす人の気持ちもわかりませんでした。なんでも気合いで乗り切れるもんだと思ってました。

 

理性で感情を抑えつけたり、知識だけで理解して解釈していたため、行き場のない感情達が今になってどっと出てきてるんだろうなと思います。

 

こういうことを経験するたびに、2極の瞑想をやっていて本当によかったと感じています。

 

世間では、感情をコントロールできる人が良いと評価されたり、人前で泣いたり怒ったりすることは恥ずかしいと思われがちですが、コントロール=抑え付けの意味で捉えず、自己内観して自分の感情を受け止める時間を作って、自然に感情が解消される方法を探るの方がいいのではないかと感じます。

仕事や子育てが忙しかったり、家族がいる人となかなか1人の時間が作れない、、という人も、トイレ休憩中やお風呂の時間、寝る前の時間などホッとくつろげるちょっとした時に、自分の感情を見つめて受け止めたり感じてあげる習慣があると、病気を予防したり、大きな災難を事前に小さくする効果が期待できるのではないかと思います。

 

2極の瞑想は、出来事自体を超越していくため、効果はかなり大きいことは確かですが、そこまではいかなくても、クリアリングメソッドやセドナメソッドのように自分のマイナスの感情を見つめるだけでも効果を発揮するのではないかと思います。

 

下記の記事参照

hachikana.hatenablog.com

 

今回の心の病、というか、心の乱れを体験したことで、世の中の人のほとんどが色々と忙しい中、自分に都合をつけながら頑張ってるんだろうなと思いました。

他人の役に立とうとしたり、世間体を気にするよりも、まずは自分を大切に欲しいなと思ってます。

 

それは他人を粗末にしてまで自分勝手に振る舞っていいというエゴ的意味ではなく、自分自身も全体の中の重要な1人であるということを自覚するという意味です。

まずは自分の感情をわかってあげることで、自分の精神も整って安定してくるし、そしていつか無理をしなくても、他の方々の気持ちも自然に大切にしていけるのではないかと思いました🍀